CSE452

まず付属の木ネジを使用して、ネジの頭が少し浮く程度に木板へ取り付けます。その状態で機器をネジに引っかけるように設置し、次に本体の上部をしっかりと固定してください。上部を固定した後は、本体下部にがたつきが生じないように注意しながら、ネジの頭と本体の間に隙間を作らず、しっかりとねじ込んで空回りしないように確実に固定します。また、安全かつ安定した動作のために、必ずアース接続を行ってください。接地が正しくされていない場合、機器の故障の原因となる可能性があります。

まず入力される信号の種類に応じた設定を行ってください。BS・CS-IF信号とFM・VHF・UHF・CATV信号が別々の同軸ケーブルから入力される場合は「ヘッド入力」に、一本の同軸ケーブルからまとめて入力される場合は「ライン入力」に切り替えます。入力端子に接続する前に、信号レベルが出荷時の最大入力レベル(90dBμV)を超えていないことを確認してください。なお、最大入力レベルは、適正入力レベルに加えて、設定した入力ATT値の合計となります。調整は入力モニター端子を使って行い、適正な入力レベルに収まるように調整してください。この入力モニター端子では、実際の値より20dB低いレベルが表示されます。出力レベルの調整も同様に、出力モニター端子を使用して行います。放送信号を遮断することなく確認できますので、標準出力レベルを超えないように、必要な範囲でレベルを調整してください。出力モニター端子も、実際の出力より20dB少ない値を示します。

CSE452は、BS・CS-IF(1000～3224MHz)の信号を効果的に増幅する超広帯域・高性能なブースターであり、FM・VHF・UHF・CATV(10～770MHz)との混合およびパス回路機能も備えているため、一軸での信号伝送が可能です。本機は、全周波数帯域で不要放射34dBμV/m以下を確保しているため、無線サービスとの干渉を防ぐ設計になっています。さらに、入力側および出力側にはモニター端子が装備されており、放送を中断せずにレベルチェックや利得の調整が可能です。また、CSコンバータ用としてDC15V(最大6W)の送電機能も備えており、設置環境に応じた柔軟な運用が可能です。