バイク・ツーリング用にインカム導入を検討し始めた際に、まず気になるのが「いったいどんなアイテムを選択すれば良いのか」という点です。
インカムにもさまざまな種類があり、それぞれに得意なこと・不得意なことが存在しています。
「バイク・ツーリング」というハッキリとした目的があるのであれば、その用途に合った機器を選択することで、ストレスフリーで使用することが可能となります。
バイク・ツーリングで使用するインカムを選ぶ際のポイントは以下の4つです。それぞれを詳しく解説していくので、ぜひ参考にしてみてください。
同時通話可能人数について
インカム購入時のポイントの一つになるのが、「同時に何人の人と通話することができるのか」という点です。
この人数が多ければ多いほど、インカムとしては高性能で高価な部類に入っていきます。
自分にピッタリのアイテムを探すためには、まずは自分のツーリングスタイルについて検討してみてください。
2~3人の少人数スタイルであれば、インカムも少人数専用モデルで十分です。
一方でグループでの走行を楽しむ機会が多いのであれば、4人以上の同時通話が可能なタイプを選択するのがオススメです。
会話をする人数が多い場合、同時通話をする際に、ボタンを押して切り替えが必要なタイプも存在しています。
よりスムーズにコミュニケーションを楽しむためには、自動で切り替えを行ってくれる高性能タイプを選択するのがオススメです。
オンズカンパニー(ON'S COMPANY)製のBbTALKIN ADVANCEを別売りの防滴ワイヤーマイクロフォンB199054を口元に持ってきてハンズフリーで6人同時通話が可能です。
もっと人数が多い場合はボンクス(BONX)製のIP無線アプリBONX WORKをおすすめします。
BONX WORKは最大50人まで同時通話が可能、BONX製ヘッドセットBONX GRIP(BX2-MBK4)、BONX mini(BX3-MCCB1)、BONX BOOST(BX4-MBBK1)又は市販のイヤホンと組み合わせて使用することでハンズフリーでよりスムーズな通信ができます。
通信可能距離について
ツーリング用インカムを購入するときには、どの程度の距離内で快適に会話ができるのかを、チェックしておきましょう。
お互いにバイク走行していることを考えると、最低でも200メートル程度の通信可能距離は欲しいところです。
高速道路に乗ってツーリングに出かける場合には、1キロ以上の通信可能距離があると安心です。
「そんなに仲間と離れることはないんだけど……」と思う方も多いかもしれませんが、バイクで走行中の環境は、周辺の状況によって刻一刻と変化していくもの。
山間エリアに入ったり、バイクとバイクの間に障害物が現れたりした場合には、通信可能距離が一気に半分程度まで狭まってしまうこともあり得るでしょう。
インカムをつけてツーリングを楽しんでいると、「いつでも手軽に情報のやり取りができる」という安心感から、事前の打ち合わせをざっくりと終わらせてしまうケースも多いもの。
いざツーリングをスタートして、インカムがなかなかつながりにくい!となれば、困ってしまいます。
安全を重視する意味でも、通信可能距離については、余裕を持った機種決定を行ってください。
KTEL製のマイクにデジタル簡易無線登録局(出力5W)(おすすめはアイコム製)を組み合わせて使うのが一番良い方法です。
高性能でおすすめのバイク用マイクはKTEL(ケテル)製のBKT555-TCP、KTM132-S、KTM138-Sです。
防水性・耐久性について
バイクでツーリング中には、雨に降られてしまうケースも少なくありません。インカムを使って快適ツーリングを楽しむのであれば、防水機能がしっかりとしている製品を選択すると安心です。
インカムの中でも多いのが、生活防水レベルの機能を搭載した製品です。しかしこちらは、突然の雨に降られた場合に対応しきれないことも考えられます。より確実にトラブルを予防したい!という場合には、JISの防水規格をクリアしているアイテムを選択すると安心できます。
IP68の防水性と耐久性を兼ね備えた、軽量コンパクトサイズのワイヤレスインカムBbTALKIN ADVANCEをおすすめします。
※防水規格の詳細はこちら
連続使用時間について
長距離のツーリングを楽しむ際には、インカムの連続使用時間についても、しっかりと確認しておく必要があります。
あまり短すぎるものだと、ツーリング中に突然コミュニケーションが取れなくなってしまうことも考えられます。
バイクでどの程度の移動をするのかによっても、連続使用時間は変わってきますが、8時間程度あれば安心できます。
また8時間よりも短いものであっても、「仲間との情報のやり取りにしか使わない」「こまめに電源をオフにする」などの対策で、快適に使用できる可能性もあります。
KTEL製のバイクヘルメット装着型マイクにデジタル簡易無線登録局(出力5W)(おすすめはアイコム製)を組み合わせて使うのが一番良い方法です。
簡単な登録だけでご使用いただけるデジタル簡易無線登録局IC-DPR7Sは約13時間連続使用が可能ですのでおすすめします。
また、速いスピードを出して走行する場合、送信された音声は風切り音により不明瞭になり、通信相手はノイズが激しく聞き取れません。
それを防ぐためには高性能でおすすめのバイク用マイクはKTEL(ケテル)製のBKT555-TCP、KTM132-S、KTM138-Sです。
上記を理解した上で使用用途に合った無線機を選びましょう。