無線機をレンタルするときは出力と通信距離もチェック!
目次
- 1. 通信距離と出力とは?
- 2. 通信距離別、オススメの無線機の種類を紹介
- 2-1. 近距離タイプ
- 2-2. 中距離タイプ
- 2-3. 長距離タイプ
- 3. 無線機レンタル、機種選びで困ったときには?
- 4. ベストな無線機を選んで、満足度を高めよう
無線機は、各種イベントや講演会開催時でも便利に使える通信機器です。スタッフ同士のコミュニケーションを密にすることで、連携がとりやすくなり、突発的な事態にも対応しやすくなるでしょう。来場者やお客さんへの対応も、よりスムーズにできます。
そんな無線機ですが、「購入するのはちょっと……」と思う場合に、オススメなのがレンタルです。無線機やIP無線機をレンタルする際には、通信距離や出力にも注目して、ピッタリの機種を選択すると良いでしょう。
具体的にどのようなポイントに注目して、レンタル機種を選択するべきか、知っておきたい情報をまとめます。
通信距離と出力とは?
まずは、無線機レンタルを検討する際に、必ず頭に入れておくべき「通信距離」と「出力」について詳しく解説していきます。
無線機は、遠く離れた人とでも、音声による情報をやり取りできる便利な機器です。このような説明を聞くと、「携帯電話やスマートフォン」を思い浮かべる方も多いことでしょう。確かに携帯やスマホも、遠く離れた場所にいる人と、連絡を取り合うための通信機器です。
しかし無線機の場合は、無線で情報をやり取りするために、通話をするたびに通話料がかかるようなことはありません。あくまでも、それぞれの機器が発する無線を使って情報をやり取りするため、「無線がどこまで届くのか」が非常に重要なポイントとなります。
この「無線がどこまで届くのか」を示しているのが「通信距離」で、この距離は、それぞれの無線機がどの程度の「出力」なのかによって決まってきます。出力が大きい無線機ほど通信距離が長く、さまざまなシーンで活用しやすい、というわけですね。
一方で、出力が大きく高機能な無線機は、やはりレンタル費用も高くなりがちです。また電波法による制限を受けやすく、使用の際に注意が必要という特徴もあります。
無線機を選ぶときには、「とにかく遠くまで電波が届いた方が安心」と考える方も少なくありませんが、使用レベルをはるかに超えるようなオーバースペックの製品を利用することは、利用者にとってデメリットも大きくなってしまいます。
レンタルで無線機を利用する際には、まずは以下のポイントをチェックしてみましょう。
- 無線機を使用する範囲を確認する
- 周辺の状況を確認する
- レンタル予定の無線機のスペックを見て、目的に合致しているかどうかを確認する
たとえば、長距離間の連絡手段として無線機を利用したいと考えているにも関わらず、短距離用の無線機をレンタルしても、なんの意味もありません。まずは、無線機を使用するシチュエーションについて、しっかりと確認しておきましょう。
また無線機の出力以外にも、周辺の環境によって通信距離は大きく異なってきます。電波の通りを悪くするような、大きな建築物が多いエリアでは、通信距離も短くなってしまいます。また屋外利用が主になるのか、それとも屋内利用が主になるのかによっても、選ぶべき無線機の種類は変わってくるものです。
無線機使用時の条件をある程度確認できたら、次はその条件に合致している無線機を選びます。無線機レンタル会社によっても、取り扱っている無線機の種類の数は変わってきます。できるだけ取扱数が多い店舗で選んだ方が、ベストな機種を選択しやすくなるでしょう。
通信距離別、オススメの無線機の種類を紹介
無線機レンタルが初めてのお客様にとっては、「事前に使用状況や周辺状況を確認するべきと言われても……具体的にどうすれば良いのかわからない」なんてこともあるでしょう。
このような場合には、以下の情報を参考にしてみてください。無線機を通信距離別に大まかに分け、それぞれの使用をオススメするシチュエーションについて解説していきます。
近距離タイプ
約200メートルの範囲での通信を想定しているのが、特定小電力トランシーバーです。屋内では1~2フロア、屋外では市街地300メートル以内、郊外では500メートル程度で、情報をやり取りすることができます。出力は10ミリワット以下と限られている分、非常に手軽に活用できます。
こちらのタイプは、以下のようなシチュエーションにオススメです。
- 小規模イベントのスタッフ同士の連携
- 屋外でのサバイバルゲーム等での使用
- スポーツクラブなど、フロントとジムでのスタッフ同士の連絡手段として
使用状況がはっきりしている場合は、こちらのタイプを選択すると良いでしょう。
中距離タイプ
市街地において、1キロ程度の範囲での通信を可能としているのが、中距離タイプの無線機です。5ワットまでのデジタル簡易無線機を使えば、特定小電力トランシーバーよりも広範囲で、情報のやり取りを行うことができます。周囲に電波を遮るようなものが少ない環境においては、5キロ圏内でのコミュニケーションが可能で、さまざまな状況に対応しやすいタイプと言えます。
登録局であれば、免許は不要で使えるため、こちらも手軽に利用できるタイプの無線機となっています。オススメのシチュエーションとしては、以下のようなシーンが挙げられます。
- 花火大会やマラソン大会など、ある程度の規模を誇るイベントの運営
- ホテルの宴会場や駐車場など屋内における情報のやり取り
- 建設現場での通信手段として
法人・個人を問わず利用できる無線機として、非常に人気のタイプとなっています。
長距離タイプ
全国規模で情報のやり取りを行いたいと思ったときには、IP無線機を選択しましょう。IP無線機とは、携帯電話会社が持つデータ通信網を使用して、情報のやり取りを行うタイプの無線機を指します。携帯の電波が入るエリアであれば、どこにいる相手とでもコミュニケーションをとることができ、「利用エリアを制限されにくい」というメリットがあります。
とはいえ、多くの人が一斉に携帯電話を使用するような状況下においては、回線がパンクするというリスクもあります。また携帯電話網を使用するので、月額利用料が発生するという特徴もあります。
IP無線機の使用をオススメするシチュエーションは以下のとおりです。
- タクシー同士の連携手段として
- 全国の営業所と本部との情報のやり取りに
それぞれのメリット・デメリットを頭に入れた上で、ベストなタイプを選択する必要があります。
無線機レンタル、機種選びで困ったときには?
レンタル利用する無線機選びで悩んだときには、レンタル店のスタッフに相談するのがオススメです。想定される利用状況に対して、スタッフならではの目線で、アドバイスをしてくれることでしょう。
無線機レンタルにおいては、つい「価格のみ」を重視してしまいがちですが、それだけでは「満足いく機種をレンタルできなかった」ということも考えられます。以下の条件に合致するレンタル会社を選択しましょう。
- 最新機種を含めて、無線機の種類を豊富に取り扱っている
- 無線機のメンテナンスがきちんと施されている
- 利用したいときに、利用できる
- スタッフのサポートが充実している
- 納得できる価格で提供されている
これらの条件に当てはまるのが、株式会社エクセリが運営する無線機レンタルショップです。日本全国どこでもレンタル利用できるほか、無線機選びで悩んだときには、深夜まで電話によるサポートを受けられます。金額にもこだわっており、非常に低価格で無線機導入が可能となっています。免許局や登録局など、無線機ならではの難しいポイントについても、しっかりとサポートしてくれます。
365日深夜まで受付を行っているため、借りたいタイミングを逃さず、機器の手配を完了できるでしょう。
ベストな無線機を選んで、満足度を高めよう
無線機をレンタルして良かったと思えるかどうかは、自分たちの使用用途に合った機種を選択できるかどうかにかかっていると言っても過言ではありません。しかしこの「使用用途に合った機種を選択する」ということが、初心者にとっては難しいのも事実です。
特に無線機選びにおいては、「通信距離」や「出力」が重要な意味を持ちますから、注目して選んでみてはいかがでしょうか。
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