MCAアドバンス/デジタルMCA無線の一覧ページです。
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※アマチュア無線のお取り扱いはございません。
MCAアドバンス/デジタルMCA無線とは
MCAアドバンスとは
MCAアドバンスは、LTE技術を採用し、高速通信と高い堅牢性、セキュリティ性を兼ね備えた共同利用型の自営無線システムです。
音声通話はもちろん、テキストメッセージや画像送信、GPS位置管理機能も利用できる多機能な通信システムとして、多くの現場で採用されています。
MCAアドバンスは「コア」と呼ばれる専用通信網と、NTTドコモのLTEサービスエリアを利用するMVNO網を組み合わせた二重化構造を採用しており、これにより通信エリアの拡大と高い信頼性を実現しています。
このため、公共安全対策や企業のBCP(事業継続計画)対策として特におすすめです。
しかしながら、MCAアドバンスサービスは2027年(令和9年)3月31日をもって終了予定です。
その理由は、当初の事業計画と比較して加入者数が大幅に減少し、長期的なサービスの安定供給が困難となったためです。
全国に118カ所あるMCAアドバンスの基地局は、2027年3月31日をもってすべて閉鎖されますが、一部利用の少ない基地局については、それ以前に閉鎖される予定です。
デジタルMCA無線とは
デジタルMCA無線は、周波数930~940MHz帯を使用するデジタル・マルチチャンネル・アクセス方式の業務用無線システムです。
この無線システムは、混信がほとんどなく、クリアな音声で送受信できる点が大きな特長です。
また、堅牢な中継局を介し、携帯電話などの一般的な通信回線とは別回線で運用されているため、BCP対策として導入されるケースが増えています。
デジタルMCA無線の仕様については、総務省令無線設備規則第3条の各号に基づいて定義されています。
また、800MHz帯デジタルMCAサービスは、2029年(令和11年)5月31日をもってサービス終了が決定しています。
2023年5月31日より新規申込受付も終了しておりますので、ご了承ください。
どんな人や業種におすすめか
デジタルMCA無線は、自営通信網を使用した堅牢な中継局と、LTE網を使用したIP回線の両方を活用できる無線システムで、運輸、物流、製造業、工場、建設業、公共団体などで広く利用されています。
特に、防災無線機としての用途で多く採用されており、災害時でも安定した通信が可能です。
一方、MCAアドバンスは、音声通話に加え、高速で動画や画像の転送が可能な無線機であり、自治体や公共団体の防災用途での利用に適しています。
MCAアドバンスは、自営通信網を備えているため、災害時に発生しがちな通話集中や混信の影響を受けず、安定した通信を提供できることが大きな利点です。
さらに、両システムともGPS位置管理機能を搭載しており、無線機端末の位置をリアルタイムで把握できます。
この機能を利用して、端末の位置情報を活用した各種システム構築も可能です。
ご利用上の注意点
デジタルMCA無線は、LTE網を使用したIP回線への新規加入が現在も可能です。
現時点ではシステムの終了予定は発表されていませんが、800MHz帯デジタルMCAサービス同様に、将来的に終了する可能性も否定できないため、導入を検討される際には販売店や専門業者に事前確認することをおすすめします。
一方、MCAアドバンスについては、すでに新規加入の受付を終了しており、現在は一部修理などの対応のみ可能となっています。
今後のサポート体制や代替システムについての詳細は、弊社までお気軽にお問い合わせください。
MCAアドバンス/デジタルMCA無線に関するよくある質問
MCAアドバンスのサービスエリアを教えてください。回答を見る
MCAアドバンスのサービスエリアは、携帯電話と比較すると限定的ではありますが、日本全国の主要な居住地域の大部分をカバーしています。MCAアドバンスの専用エリア内であれば安定した通信が可能です。また、NTTドコモのLTEエリアを利用するMVNO網を併用しているため、MCAアドバンスのエリア外でも通信を確保できます。
MCAアドバンスは法人でないと利用できませんか?回答を見る
MCAアドバンスは、無線局の免許を取得すれば法人だけでなく個人でも利用可能な業務用無線です。ただし、2027年(令和9年)3月31日をもってサービスが終了するため、新規加入の受付はすでに終了しています。
MCAアドバンスの代替となる通信システムはありますか?回答を見る
MCAアドバンスの終了に伴い、IP無線機やデジタルMCA無線が代替手段として推奨されています。特に、IP無線機は携帯キャリアの通信網を利用するため、MCAアドバンスと同様に広域通信が可能です。デジタルMCA無線は専用の周波数帯を使用しており、携帯回線の混雑や災害時の影響を受けにくいという利点があります。そのため、BCP対策や公共安全向けの無線通信として継続して利用されています。用途に応じて最適なシステムを選ぶため、導入前に販売店や専門業者にご相談ください。ご不明な点がございましたら、弊社までお気軽にお問い合わせください。