FRS / GMRS

FRS / GMRSとは

FRS（Family Radio Service） とは、米国FCC（連邦通信委員会）の技術基準に適合した無線機で、最大2Wの出力を持つ免許不要の簡易無線サービス です。

FRSは主に米国、カナダなど北米地域で使用が認められており、462MHz帯および467MHz帯の合計22チャンネルを利用します。

GMRS（General Mobile Radio Service）は、FRSと同じ周波数帯を使用しますが、最大出力5W（基地局では最大50W）であり、使用にはライセンスが必要です。

GMRSはFRSの22チャンネルに加えて、基地局や中継用の追加8チャンネル（合計30チャンネル） を利用できます。

FRSおよびGMRSの無線機は、主に462.5～467.7MHzの周波数帯を使用しますが、日本国内ではこれらの周波数が他の無線通信（業務用無線や防災行政無線など）に割り当てられているため、FRS/GMRSの使用は認可されていません。

また、技適マーク（技術基準適合証明）も取得していないため、日本国内での使用は違法となります。

FRS/GMRS規格の無線機を日本国内で使用すると電波法違反となり、「1年以下の懲役または100万円以下の罰金」が科せられる可能性もあります。

近年、インターネット通販などでFRS/GMRS対応無線機が販売されていることがありますが、日本国内での使用は認められていないため、十分に注意してください。

どんな人や業種におすすめか

FRSおよびGMRSは、主に米国やカナダなどの北米地域、および韓国（FRSのみ）などで合法的に使用できる無線機です。

そのため、海外でのスポーツ大会やイベント、撮影、国際大会などで無線機を使用する必要がある方に適しています。

FRSは免許不要で利用できるため、海外での短期間の使用を目的とする場合、日本国内でレンタルし、海外で使用する方法もあります。

一方、GMRSの利用には米国FCC（連邦通信委員会）発行のライセンスが必要であり、ライセンスはFCCの公式ウェブサイトから申請できます。

なお、FRSおよびGMRSの無線機は技適未取得のため、日本国内での使用は違法です。

違反した場合は電波法に基づく罰則の対象となるため、日本国内では使用せず、海外での適正な利用をお願いいたします。

FRS無線機のレンタルサービスについての詳細は、弊社までお気軽にお問い合わせください。

ご利用上の注意点

FRSおよびGMRSは、米国をはじめとする一部の国で使用可能な無線機であり、日本の電波法には適合していないため、日本国内での使用はできません。

FRSやGMRSの無線機を日本国内で使用すると、防災行政無線や放送事業用無線などに妨害を与える可能性があり、国民生活に影響を及ぼすことがあります。

日本国内でFRSやGMRSを使用した場合、電波法違反により「1年以下の懲役または100万円以下の罰金」が科される可能性もあるほか、重要な無線通信に妨害を与えた場合は「5年以下の懲役または250万円以下の罰金」の対象となります。

近年、FRS・GMRS対応の無線機がインターネット通販などで安価に販売されるケースが増えていますが、日本国内で合法的に使用できる無線機には「技術基準適合証明マーク（技適マーク）」が付いています。

無線機を購入する際は、必ず技適マークの有無を確認し、日本の電波法に適合した製品をご使用ください。

FRS / GMRSに関するよくある質問