自治会・町内会・管理組合などでは、災害時対策(危機管理、BCP)で無線機を使用するケースが多いため、携帯電話の回線や、アンテナ設備などを使わなくても、電波の飛びが良い無線機がおすすめです。
無線機を使用して、安定した伝達手段を確保し、住民たちが連携を取り合えることで、緊急時や災害時の被害を最小限に抑えやすくなります。
また、自治会・町内会・管理組合などでは、担当者や会長・理事長などの代表者が定期的に変わるため、免許申請が必要な機種では、変更の度に手続きを行わなければなりません。そのため、免許申請不要で、最大5Wまで出力出来るデジタル簡易無線登録局がおすすめです。

無線機を選ぶ際は、まず、必要な通信距離を確認しましょう。
建物内10F程度、市街地1～2km程度の距離で通信ができるデジタル簡易無線免許局・登録局、更に広範囲や、遠隔地との通信も可能なアプリ無線やIP無線機まで取り揃えておりますので、使用環境や用途に応じて選びましょう。
また、注意すべき点として、充電式電池を使用する機種の場合、長期間に渡って保管をすることで、年月と共にバッテリーも使えなくなってしまうケースがあります。バッテリーの定期的な交換や、乾電池での運用が出来る機種も選択肢に入れると良いでしょう。
避難時や、屋外で使用することを想定して、小型軽量で、水や埃に強い製品を選ぶのもおすすめです。
災害対策として使用する場合、デジタル簡易無線登録局は免許申請不要で、電波の飛びが良く、乾電池運用オプションもあるため、大変オススメです。但し、ビジネスやレジャー用途にも多く使用されている機種のため、従来の製品では混信してしまう恐れがあります。
しかし、総務省の「令和5年総務省告示第315号」によりデジタル簡易無線機の増波が発表され、登録局は現在の35chから97chに増波される事になりました。
使用できるチャンネルが62ch増えた上に、ユーザーコードによる混信回避機能も付いていますので、今後、最新のデジタル簡易無線登録局での混信の心配は少なくなるでしょう。
また、災害避難時、緊急時の情報収集に便利なFMラジオ受信機能やGPS機能など、使用用途に適した機能を搭載しているかを確認することも重要です。
より利便性と安全性を高めるため、オーディオアクセサリーをコードレスで使用したい場合は、Bluetooth対応の無線機を選びましょう。
一般的には、同じ種別の製品であれば、スペック上の性能の格差は少ないですが、無線機の設計回路に合った特性のアンテナを装着しているかどうかなどによって、実際の運用で、通信距離に差が出ることも多々あります。
無線機を使用する際は、販売店に相談の上、テスト運用されることがおすすめです。
無料お試しで実際に使用してみて、通信距離や使い勝手を確認した上で最適なものを選びましょう。